「研修ではどんなことをするの?」「ドリンクのレシピを覚えるコツは?」という疑問に答えていきます。
- 研修前に準備すべき物
- 研修期間
- 研修内容
- 研修で気を付けること
スターバックスで働く私が丁寧に解説していきます。
はじめに
今回は、「研修」をテーマに説明していきます。
面接合格後、採用が決まった後から始まる研修ですが、きついと言われることが多いです。
事前に要点を押さえておくことで難なく乗り切ることができるでしょう。
研修前に準備すべき物
採用後、契約を結ぶ際に伝えられると思いますが、研修が始まる前に準備すべきモノが存在します。具体的には、シャツやパンツ、靴等です。エプロンは店舗のモノを使用しますが、それ以外のモノは自分で準備する必要があります。
シャツ
シャツは、黒・白・ベージュ・グレー・ネイビー・ブラウンの色が許可されています。ただし、襟付きシャツを着る必要があります。
私服を着て働いている方もいますが、私は汚れるのが嫌だったのでバイト用のシャツを用意していました。
おすすめは、ユニクロの「ノンアイロンジャージーシャツ」です。販売状況によっては製品名が若干変わりますが、「ジャージー素材のシャツ」はしわが付きにくいためおすすめです。
色について言うと、汚れが目立ちにくいので黒色がおすすめです。
パンツと靴
パンツと靴は、黒・ベージュ・グレー・ネイビー・ブラウンの色が許可されています。
パンツは私服を着用することが多かったのですが、おすすめを挙げるならGUやユニクロのスキニーパンツです。靴はGU等の安いスニーカーがおすすめです。
どれもあくまで消耗品として捉えていたのでお金を掛けないようにしていました。ファストファッションで揃えて問題ないでしょう。
メモ帳
スタバからもメモ帳は支給されるのですが比較的大きくレシピ帳としては活用しづらいので、レシピを写す用のメモ帳を準備した方が良いです。メモ帳はできるだけ小さく、エプロンのポケットに入るサイズが良いです。
おすすめは、「ミドリのリングメモ」です。
家にあるメモ帳でも構わないので、必ず用意しておきましょう。
研修期間
研修期間は80時間で約2ヶ月かかると言われています。
スタバの研修は座学と実技を織りなせながら、先輩がマンツーマンで指導してくれるので、バイト初心者の方であっても安心と言えます。
他のバイトを経験した私からすると、非常に丁寧で手厚い研修でした。バイト初日からお客様のオーダーを伺うようなことはありません。
研修期間はトレーニーという役職が与えられ、研修後にバリスタショートという役割が与えられます。バリスタショートであっても、研修期間後はまだまだ1人で出来ることは少ないため、周囲のみんながサポートしてくれると思います。
ちなみに、研修期間の時給は低めで、各都道府県の最低賃金に近いです。
研修内容
研修では、最終的な目標であるバリスタ認定(略してバリ認)の合格を目指してスキルやマインドを身につけます。
主にやることは下記の通りです。
- レジでの接客
- ドリンク作成
- スタバについての学習
詳しく説明します。
レジでの接客
基本的に実技メインでレジでの接客を学んでいきます。
新人が苦戦するのはレジ操作です。商品やカスタマイズが多いので、どこに何があるのかを覚えるのは非常に困難です。
レジ操作のコツは、期間限定のページ・フラペチーノのページというようにそれぞれのページを大まかに覚えておくことです。働いているうちに、ページの中での細かい配置を覚えられます。カスタマイズは、よく出るモノだけを覚えるようにすると良いでしょう。具体的には、カスタマイズの1ページ目と2ページ目、そしてホワイトモカ変更やパッションティー変更です。
フードは商品の入れ替わりが激しくページ内で細かく覚えることが困難なため、いつも私はその場で確認していました。「すみません、少々お待ちください~」と伝えながらレジを打つと大抵待ってもらえます。
レジでの接客のコツは、堂々と・元気にしていることです。具体的には、分からなくてもあたふたしない・小さな声でゴニョゴニョ話さないことです。レジで分からないことは沢山あると思いますが、不安そうにしているとお客様まで困ってしまいます。分からないことがあった時は「すみません、確認するので少々お待ちください」とお客様に伝え、周囲にサッと確認すれば良いだけなので、とりあえず新人らしく堂々と・元気に接客しましょう。
ドリンク作成
ドリンクのレシピと実際に作って提供する方法を座学と実技を通して学んでいきます。
新人が苦戦するのは、ドリンクのレシピを覚えることです。レジ操作と同様に商品やカスタマイズが多いため、頭が混乱してしまうと思います。
レシピを覚えるコツは、ドリンクの基本的な作り方を覚えて、それを他のドリンクに応用するという方法です。具体的なレシピについては、触れませんが、例えば、ドリンクごとに入れるシロップのポンプ数は大まかに決まっています。それらを覚えた上で、例外を覚えていくと良いと思います。
レシピを覚えるのに苦戦していたため、「〇・〇・〇・〇」というリズムでポンプ数を覚えるようにしていました。
レシピを覚えた後は実際に作れるように特訓するのですが、頭ではレシピを覚えたつもりでも実際に作ってみると上手くいかないことが良くあると思います。
物覚えが悪かったのでバーに立つとレシピをド忘れすることがよくありました。
ドリンクを作成するコツは、レシピを覚えると同時にそれを作っている姿をイメージすることです。研修時間の関係でずっとドリンクを作成できるわけではありません。そこで、自分がドリンクを作成している様子を思い浮かべるイメージトレーニングを積み、頭と体でドリンクの作り方を覚えるようにしましょう。
ドリンクのレシピについての補足
ドリンクのレシピを書き写す時間や覚える時間はどうしても勤務時間外になることがあります。
正直私も何でこんなことする必要があるのだろうと思い、しんどかったです。無理にとは言いませんが、研修期間の間だけ頑張ってみて下さい。
ちなみに、ドリンクのレシピを書き写す時は、エプロンのポケットに入るくらいの小さなメモ帳を活用すると良いでしょう。エプロンのポケットに忍ばせておけば、ドリンク作成時にも簡単に確認することができると思います。
スタバについての学習
基本的に座学を通じて、スタバのマインドや細かなルール等を学びます。具体的には、下記のようなスタバのMissionやコーヒー豆、洗い物をするときのルール等です。こちらも覚える内容は多いですが、モノによっては覚える優先度としてはあまり高くありません。
まずは企業理念を理解した上で、レジでの接客・ドリンク作成の経験を積みながらその他を覚えていきましょう。
これらは働いているうちに自然と覚えられます。
研修で気を付けること
分からないことは聞いておく
研修期間のうちにできるだけ分からないことを無くしておいた方が良いです。勿論、新人が1人立ちしてからも周りは新人を細かく見てサポートしてくれるとは思いますが、いつまで経っても「知らない・分からない」と言っていると「大丈夫かな?」と思ってしまいます。
分からないことはできるだけ早いうちに解消しておきましょう。
分からないことを積極的に聞いてくれる後輩には「まだまだ成長しそうだなもっと教えてあげよう」と思っていました。
完璧にはできないことを理解しておく
先程の話と矛盾してしまうようですが、完璧を目指す必要はありません。研修期間が終わっても、レベルとしては最低限のことを1人で何とかできるようになったというだけだからです。働いている年数が長い方と比べると、スピード・クオリティともにまだまだだと思います。
思い描いていたように接客できなかったとしてもこれからできるようになれば良いだけなので、まずは着実に覚えるべきことを覚え、何かできるようになったらそれをできた自分を褒めてあげましょう。周囲もあなたの成長を応援していると思います。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
スタバのバイトは研修制度がしっかりしているので非常にお勧めです。
コメント